11月14日投かん

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【職場体験 中学生のお礼状】

 キャリア教育の一環として中学生の職場体験があります。本校でも
市内の中学生を
3名ずつ2回に分けて受け入れました。その後お礼状
を受け取りましたので抜粋を紹介します。


  ・・・・3日間という短い間でしたが本当に良い経験をすることができ
ました。児童の皆さんは、優しくて、明るくて、しっかりしていて、
一緒にいて素直になれました。中学生になって忘れかけていたことを、
皆さんのがんばる姿を見て改めて見つめ直すことができました。また、
思いやりや感謝の気持ちの大切さ、精一杯やることの楽しさなど、
言葉では言い表すことのできないようなすてきな気持ちをたくさん教
えてもらいました。

   とても熱心に、厳しく優しく指導していた先生方のすばらしい姿は
本当にかっこよく「私もこんな先生になってみたい。」「先生はすてき
な仕事だな。」と何度も思いました。

この体験を通して新たな自分を発見することができました。学ぶこと
のできたたくさんのことを今後の生活に生かせるようまずは気持ちの
良い挨拶や返事から行い、周りを気遣うこと、人を思いやること、感謝
することなどの大切な気持ちをしっかりと自分に持ち、日々を過ごして
いきたいと思います。
ありがとうございました。


  ・・・今回の体験で「気持ち」というものを学べたのではないかと思います。
 児童と接するのも、ほめるのも、注意するのも、全て「気持ち」が
 あるからできるのではないかと思いました。とても個性がある児童たち
 だったのにとてもきれいにまとまっていて、やっぱり先生ってすごいなと
 思いました。この
3日間を終え、私は改めて先生という職業を尊敬し、
 先生になりたいと思いました。

  でも、それはまだまだ先のことなので、今は自分にできること、
 勉強そして「気持ち」を忘れずにがんばりたいと思います。

  3日間本当にありがとうございました。

 

 *請西小学校では、小学校・中学校・高等学校と連携事業の一環で、
 木更津第二中学校や太田中学校、木更津高校の先生方に授業して頂
 いたり、中学生や高校生に授業に加わってもらうなどしています。
 学校や世代を超えた教職員や児童生徒との学び合いがあります。

仲村校長先生に、子ども達の様子をレタースタイルで執筆を
お願いしています。

卒業そして入学シーズンへと季節のページはめくられる。

最近嬉しいニュースがあった。

昨年4月5月と本校で体育学習の補助としてボランティア活動を
していた
A君が大学合格の知らせを届けてくれたのだ。

 A君は高校卒業後、進路に悩んでいたのだが、その様子を見た
母親が学校のボランティアを勧めてくださり縁あって本校に来て
くれたのだ。

 子供たちとのかかわりの中でエネルギーがわき進路が
定まったのであろう。


 ちなみに本校では、地元の高校との交流があり、
高校の先生方が理科の授業を通してかかわってくださる。
先生方のご指導はむろんのことであるが、その際に、
生徒が先生方の助手として来てくれることも小学生に
とっては魅力のようだ。

3月20日 投かん

11月14日投かん

先日の昼休み 1年生の子どもが

「遊びに来ました。今、入ってもいいですか?」

と校長室にやってきました。

「何して遊ぶの?」と聞きますと

「詩を読むので聞いてください。」と言って二人がそれぞれ
一編ずつ国語の時間に勉強した詩を読んでくれました。

至福のひとときでした。

 


てんとうむし   かわさきひろし


いっぴきでも

てんとうむしだよ

ちいさくても

ぞうと おなじ いのちを

いっこ もって いる

ぼくを みつけたら

こんにちはって いってね

そしたら ぼくも

てんとうむしの ことばで

こんにちはって いうから

きみには きこえないけど

 

 

 
 木    しみず たみこ

 

木は いいな、

ことりが とまりに くるから

ぼく、

木に なりたい。

ぼくの 木に、

すずめが たくさん とまりに きたら、

うれしくて、

くすぐったくて、からだじゅうの はっぱを ちらちらさせて、

わらっちゃう。

8月29日投かん

1学期の終業式の前日に子供から手紙をもらいました。

 

こうちょうせんせいへ

こうちょうせんせい おはようございます。いつも学校のまえにたって「おはよう」っていってますね とてもはげまされてやるきがします。こうちょうせんせいが たつひが たのしみです。なぜかというと こうちょうせんせいががんばっているからわたしもがんばらなきゃと思うからです。また2学きにあいたいです。

 

実は、5月半ばからだったと思いますが毎朝740分から8時までの間、校門に立ち、その後学校の周囲を回ることを日課としております。

なぜ、校門に立つかと申しますと子供の顔を覚えるためです。今まで教頭あるいは校長として児童数400人から550人くらいの学校に勤務しておりましたが,大体1学期が終わる頃には半数以上の子供の顔がわかりました。ところが請西小学校では1月経っても子供の顔が覚えられないのです。児童数が多いためか、私が年をとったのか・・・・。そこで手っ取り早く顔を覚えるために校門に立つことを始めたわけです。

ところでイギリスの小学校の規模は児童数200人ぐらいだそうです。それは校長が児童一人一人を覚えられる人数に基づいていると聞いたことがあります。私は校長たるもの自分の学校の児童一人一人の顔を思い浮かべることが出来ることが大事と考えています。たとえば○○さんがこういう良いことをしましたとか、△△さんがこんな問題を起こしましたと職員から報告があった時に、子供の顔を思い浮かべることができれば、職員や子供への共感の度合いが違うようにおもえるのです。また、街で子供に会っても一声かけることができます。

 

2学期になっても朝立ちをつづけ一人でも多くの子どもの顔を覚えようと思います。子供からの手紙に励まされてがんばります。

12月5日投かん

6年生 校外学習(6月6日投かん)

心配された空模様も暑いくらいの好天となりました。
予定された班別別行動、長谷の大仏から八幡宮まで
5時間余りの行程をどのグループも無事にこなしました。
歴史学習はもとより仲間づくり、体力作り、コミニケーション等々
様々な体験学習ができたように思います。その中で、いくつか
感心する子供の姿を目にしました。

ある班に歩行に困難を伴うAさんがいました。班員のAさんに
対する心遣いが細やかで感心しました。たとえば階段のある
場所では、しばらくAさんの歩みを観察する。
それから、足を交互に出して階段を降りることを教える。しかし
Aさんにとって、この階段では交互に足を出すのが無理だと
わかるとAさん流のあゆみで降りるのを待っている。

特に化粧坂では、Aさんの足の運びを慎重に見守っていました。
またAさんは体の安定を取るためか、平たんな道では歩みが
速くなります。ですからたえずAさんを見失わないように男の子も
女の子も気配りしていました。
子ども達のAさんへの対応もがいいのも日頃のAさんの醸し出す
いい雰囲気のせいかななどと、彼らと行動を共にする中で思いました。

また、あえて標識と反対の道を選んだグループがありました。
通りすがりの電気店で道を尋ねたのですが、きちんと「請西
小学校の6年生です。」と自らを名乗りそして尋ねる姿を見ました。
なお、校外学習の引率で久しぶりにお会いした大仏様、
歌にあるとおりの美男で感激です。

「かまくらや みほとけなれど
釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな」   晶子