平成21年12月18日更新

6年生修学旅行(2009128日〜9日)

 インフルエンザの影響で延期になった修学旅行でしたが、6年生122名、一人の欠席者もなく
修学旅行が実施できました。

1日目:小田原城の見学、そして、甘酒茶屋から石畳を歩き芦の湖畔での食事、杉並木から
箱根関所跡、恩賜公園の散策です。茶屋で団子を食べお茶を飲むなどゆったり組、早々と
湖畔に到着する組と様々です。
 その後、箱根園で遊び、駒ヶ岳に登るなどしホテルに到着後は、温泉につかり、食事、寄せ木
細工作り、そして部屋での語らいの時間と進んでいきます。
 杉並木を子供たちと歩きましたが樹齢何百年の杉の木から子供たちは様々感じ取っている
ようでした。
 夜、消灯後、職員の打ち合わせを持ちました。夜間に発熱者がでた場合の対応の確認、
2日目の天気が予報より悪くなりそうだったので旅程の検討・確認等を行いました。

2日目:心配された天候でしたが子供たちの出発の時間には雨があがり予定どおりバスで
大湧谷に行きその後グループ行動としました。
 ケーブルカーの移動では、人生の先輩方が乗ってくると、子供たちはさっと立って席を譲るなど
爽やかな態度でした。「そんなに年寄りでないから大丈夫だよ。」などといいながらも先輩たちは
喜んで座られ、降車の際には、そばにいた私にまで御礼を言ってくださいました。

私は子どもたちと彫刻の森に行きました。ピカソ館でのことでしたが、見学者がシーンとした
雰囲気の中で鑑賞している中に入った子供たちのひとりが、「こんなに静かな中にはいると
緊張します。」といっていました。

 往復のバスの中では、レク係が大変上手に進行し、感心しました。お絵かきゲーム
(トトロ、チーバ君をそれぞれ各班で5分以内に描く)、ビンゴなど楽しいゲームが用意され
バスの中が盛り上がっていました。クラスの雰囲気の良さにガイドさんは感心していました。

 また、ガイドさんの、かつて戦災孤児が学び、今は家庭状況の悪い子供たちが学んでいるという
箱根山中にある「けいめい学園」の話など印象的でした。

2日間の大変短い旅行でしたが、子供たちも職員も学ぶことの多くあった修学旅行でした。

20091111日  

「心を磨くトイレ掃除」

 

4年生が上総掃除に学ぶ会の皆さんのご指導とボランティアの皆さんの協力で、
全校のトイレ掃除をしました。この掃除の基本は、サンドメッシュでひたすら便器を
磨き上げるというものです。
このトイレ掃除のおかげで、トイレのにおいも消え、便器が真っ白になり、気持ちよく
使えるようになりました。
4年生の皆さんどうも有り難う。

掃除のあとにトイレに入った2年生が『トイレが新しくなった。』といったそうです。
そのくらいきれいに磨き上げた
4年生。そして、4年生のがんばりに気づき『トイレが
新しくなった。』といった
2年生。とても嬉しく思っています

 この心を磨くトイレ掃除については、異論はあるところですが、今の子供たちに
とって大事なことと思っています。それは、共同作業、地道に磨き上げる作業、教師や
親以外の大人との交流、
仕事の段取り等、今の子供たちにとって様々に学ぶ場面があるからです。

 上総掃除に学ぶ会の皆様、ボランティアの皆様大変有り難うございました。

20091112日更新  

 
「児童集会」

 

楽部発表

12日の児童集会において6月から練習を重ねてきた本校音楽部の発表が行われた。
「平和の鐘」「好きな人」の演奏が進むにつれて、会場内が水を打ったように
静かになっていった。指揮をしていた伊藤先生も指揮をしながら、会場が
静まっていく雰囲気を感じていたと言います。そのくらい心にしみいる
発表だったように思います。
14日のふれあい祭りで保護者の皆様に聞いて
いただくのが楽しみです。



年少女の主張大会出場者の発表

12日の児童集会で6生の「S・K」さんが『私と剣道』という演題で
スピーチをしました。お兄さんの剣道の稽古に一緒に行っていたことが動機で
剣道を始めた心花さんが、今、剣道に打ち込んでいる様子を語ってくれました。
気、体、剣が大事と言われる剣道ですが、とりわけ「気」が大事だと語って
くれました。そして、
6年にわたって続けている剣道ですが、試合のたびに負けてしまう。
それでも家族や先生に励まされ気力を高め頑張っているとのことでした。

発表態度も堂々としており、大変立派でした。

平成21年10月29日 更新

実践記録から

秋は校外学習のシーズンです。先日ある職員の「実践記録」にこんなことが書かれていました。

 

校外学習の日、いつも遅刻しがちなA君を心配して、クラスの子どもたちが朝、A君宅に寄って声かけをしてきてくれました。頼んでいたわけではないのですが・・・・。友達を思うクラスの子どもたちの心根をとても嬉しく思いました。

学校では、子どもたちの良い面、悪い面様々見受けますが、こんな話にはほっとしますし、ほろりとします。

当日、A君は実行委員として司会の仕事を上手にやり遂げたそうです

913日(日)曇り時々晴れ今日は請西小学校の秋季運動会。

昨晩の雨によるグランド状態が心配だったので、5時過ぎに出勤した。

門扉の重さと冷たさを感じながら正門を開けた。
警備保障のセットを解除し職員室に入ると警備保障会社から確認の電話が入った。
「運動会のためのセット解除ですね。」「そうです。」と答え荷物を置きとりあえず
グラウンドに出た。水たまりは数か所、これなら大丈夫。と一安心。
15組のTさんのおじいさんが、グラウンドを見に来て下さる。
K幼稚園に勤務していて、幼稚園の運動会に請西小学校のグラウンドを借りておりグラウンド状況がよくわかるので、心配で見に来て下さったとのこと。間もなく職員も出勤し始め、前PTA副会長のW氏や地域のF氏も駆けつけて下さりグラウンド整備が始まる。その後、PTA役員による支援を得て職員や高学年児童による会場設営が始まり
8時には会場が整った。

予定通り、830分に開会式。各応援団長の力強い宣誓のもとに運動会は始まった。競技ではどの学年のものにも工夫がみられ、特に練習によりチームワークが高められるよう配慮されていたことが良い。

表現活動では、それぞれ学年の創意と工夫で見ごたえのあるものとなった。
来賓の清和大学理事長、真板先生から、見事だとおほめの言葉をいただいた。

応援団の活動も活発であった。2学期が始まるとすぐ職員の指導のもとに応援団活動が始まったが、応援団活動が仕上がっていくさまが、ドラマである。子どもたちと教師の葛藤、子ども同士の葛藤、さまざまを経て本番の姿になる。

運動会の結果は優勝赤組、準優勝白組、応援賞黄色組で終わった。どの色も頑張っていたので、なにも渡すもののない青組の子供たちの顔を見るのが切なかった。。

それにしても、この運動会という行事を通じて、子どもたちの成長はすさまじく、日を追うごとに充実してくるのがわかった。また、若い職員の指導力もかなり上がったものと思う。とりわけ、子どもたちへどのような言葉かけをしたら、子どもが活動しやすくなるのか学んだのではないかと思う。

運動会の後片付けでは、例年のことながらPTAや来賓である旧職員の応援を得て、スムーズに終わることができた。


900人の児童とその家族、来賓、職員合わせて約3000名が参加した運動会、インフルエンザや天候の心配があったが、安全協会はじめ多くの方々に支えられ、無事やり終えてほっとしているところである。


平成21年9月18日 更新

嬉しいことがありました。
息子は帰宅後、一年生の男の子が2〜3人公園で遊んでいるのを見て急いで仲間入り。
始めのうちは、サッカーのようなことをしたり水遊びをして楽しそうでした。

しばらくして、6年生が何人か入り本格的なサッカーの試合形式となりました。
するといつの間にか息子はその輪からはみ出してしまいました。サッカーチームに
入っていない息子はどうやら気後れしたようです。


少しして6年生が他の場所に行き始め最後の一人も自転車で去ろうとしたとき、
少々いじけ気味の息子に気づいてくれたのです。

 
「どうした。」と声をかけてくれました。
「サッカーに入りたいけど入れないみたいなの。」と、息子の代わりに私がこたえると、

「○○も入れてやれ。」とサッカーをやっているメンバーに声をかけてくれました。
結局、息子は,サッカーの仲間に入る勇気が出せず、できませんでしたが、その6年生の気付きと言葉かけを嬉しく思いました。


学校で普段から学年を超えた子ども達の交流を持っている請西小学校ですが校外でもこのように関わる子ども達を見て嬉しく思いました。息子も、こんな上級生に成長してくれたらと思います。

学校長 仲村 優

平成21年6月26日 更新

保護者の方の連絡帳から





2010年01月18日

  言葉の力、仲間の力

 昨年末 本校児童が交通事故のため左足大腿骨骨折という大きなけがをしました。
 治療のために手術を必要としたのですが、当人は怖くて手術を受けたがらなかったのだそうです。
ところが、クラスの友達からお見舞いの手紙が届いたところ、その手紙の言葉に勇気をもらい、自ら
手術を受けると言い出したのだそうです。

 このことを、親御さんから伺ったとき、勇気の出る励ましの言葉を贈った子供たち「いい仲間たちだ。」と
思った次第です。また、友達の言葉から勇気を得て手術に立ち向かった子供も偉いものだと思いました。
それにしても、請西地区、木更津でもっとも人口が多く、大型商店も進出し交通量が増えております。
交通事故には十分気をつけましょう。

平成21年12月25日更新

6年生と漫歩

17日、18日と6年生がキャリア教育で地域の事業所に出かけ職業体験を行いました。
多くの皆様のご厚意で貴重な体験をすることができました。
ところで、18日は多くの職員が各事業所に引率等で出向いたため、すでにキャリア
教育に関する体験を終えた19名の児童を私が預かることになりました。
まず1時間は、キャリア教育を終えた子供たちのまとめの時間とし、その後、
木更津第二中学校の参観を皮切りに、長楽寺、祥雲寺、持性院の裏山を2時間ほど
かけて散策をしました。

木更津第二中学校では、凛とした静寂の中で中学生が学習する姿を見せて頂きました。
子供たちの中に6人程第二中学校へ進学する子供がいましたが、中学生の真剣に
学習する姿を胸に刻んだことと思っています。

その後、二中を辞して、長楽寺へ向かいました。境内参観の許可を頂き、境内から、
裏庭、墓地と巡りました。裏庭は山と本堂に光がさえぎられ暗い雰囲気でしたが春には
桜が咲き光と陰の美しい場となるであろうと思われました。
長楽寺から祥雲寺に向かう散策路は、市街化された場所によくもこんなところが残って
いると思われる里山の風景がみられます。いまは落ち葉の上を歩くのが心地よい季節
ですが、春、夏、秋それぞれに美しい風景をなすものと思われました。

祥雲寺で一休みして、裏山から二中へ向かう道へ降り、台地区へ向かい持性院の裏手から
今は閉められている森の茶屋から学校へと帰りました。
祥雲寺は禅寺で修行道場もあります。また請西藩主林家の菩提寺でもあったのでしょうか。
小さなお寺ですが歴史を感じます。

子供たちが担任に、請西の里山の散策が楽しかったと報告したそうです。
この市街化された請西に残る貴重な自然、子供たちの心に残ってくれると嬉しいです。
そして、多くの子供たちが、請西の里山を大事にしながら体験してくれると、なお嬉しいです。