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墨絵教室

6年生を対象に、相川先生による道徳の授業と馬林(バリン)先生の墨絵教室が同時に開催されました。

@道徳の時間(相川久古先生のお話)
 「もらった命」という実話があります。今日は私の手作りスライドを使いご紹介します。
 このお話は、道徳の教科書にも採用されいてる木更津出身の書家 川口馬林先生の体験談です。
 

 馬林先生は子どもの頃から筆でイタズラ書きをするのが大好きな子でした。小学校4年生のとき
 柔道に出会ってすぐに入門しました。一生懸命練習した為か初めて出場した試合でいきなり優勝。
 中学校でも3年連続優勝、柔道をやりながら書道も続けて、中学2年のときに全国1位になれた。

 高校でもキャプテンとして頑張っていたが・・・・。
 試合が近づいたある日、練習に行く途中でひき逃げにあった。30メートルも飛ばされて意識不明。気が    ついたら病院のベットだった。でも試合に出なきゃと無理やりに退院して個人優勝を果たしました。
 大学でも柔道を続けていたけど試合中に事故が起きた。投げられた時に背骨を打って入院。首から下  が全く動かなくなってしまったのだ。先生は「お気の毒だが一生寝たきりでしょう」と。頭の中が真っ白になった。死んだほうがましだとさえ思った。数ヶ月誰にも合わずに過ごした。そんなある日、見つめていた天井の小さな穴から光が届いたような気がした。「そうだ!僕には書道の道がある。体が動かなくても口は動かせる。口が使えるじゃないか」。そう思うと、急に力が湧いてきた。

苦しいリハビリを超え、みんなに助けられながら動かなかった指が今日は1本、明日も1本と動かすことが出来るようになった。涙が出るほど嬉しかった。こうしてだんだん体が動くようになっていった。
皆が奇跡だと言っている。一度あきらめた命をもらったんだと感じている。「もらった命」を大事にしたい。子供たちのところや体の不自由な人たちのところへ出かけて行くのも、墨絵を通して生きることの素晴
らしさを知ってほしいからなんだ。いろいろな人に出会うことは僕にとっては宝物だから。・・

この実話のご本人、墨絵書家の川口馬林先生に来て頂きました。どうぞお入りください!

請西小学校では使っていませんがこの5年生
用の道徳教科書に載っているお話です。

「もらった命」のお話。

この教科書は相川先生も執筆・編修に携わったそうです。

若き日の馬林先生と教科書のページ

手作りの影絵スライドでお話される相川先生

11月10日(金) 書家 川口馬林(バリン)先生をお招きして・・・

お手製のスライド(全17枚)

今日は命の大切さを考えてみるお話です

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